<講評> まだ春の訪れが遠い頃の晩に執り行われる伝統の「お水送り」の行事を、厳かな雰囲気を壊すことなく撮影しています。露出とシャッター速度が適切で、燃える大松明の炎と火の粉を上手くつかみ取っています。乏しい灯りの中、画面全体に均等の光量を行き渡らせた技術は高い。