<講評> 主役をローアングルで撮り込み、ややもするとシャドーに落ちてしまい勝ちな菅傘の中の女性の笑顔を、適切な露出で綺麗に撮影しました。画面やや右側に置いた女性の視線が、すんなり伸ばした右手の指先に向けられた瞬間を逃さずに撮り込んだことでこの作品の構図に方向性が生まれ、いっそう印象の強いものになりました。