PFI手法を参考にしたDBO方式による全国初の合流式ポンプ場事業に参画 「宇部市公共下水道玉川ポンプ場事業」に関する契約を締結
2017年11月13日
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:木股昌俊)、クボタ環境サービス株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:岩部秀樹)(以下、「当社グループ」)を含む民間企業グループは、この度、山口県宇部市との間で「宇部市公共下水道玉川ポンプ場事業」(以下、「本事業」)に関する契約を締結しましたのでお知らせします。
本事業を通して、当社グループの技術力やノウハウを活かした事業展開を図り、地域貢献に努めてまいります。
記
1.本事業の概要
事業名 | 宇部市公共下水道玉川ポンプ場事業 |
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事業内容 | 玉川ポンプ場及び合流幹線管渠の設計及び建設、及び既設ポンプ場(栄川ポンプ場、鵜の島ポンプ場)の撤去 玉川ポンプ場の維持管理 |
事業期間 | 平成29年10月~平成56年3月 【設計・建設期間】平成29年10月~平成37年3月 【維持管理期間】平成36年4月~平成56年3月 |
事業方式 | DBO方式(Design Build Operate) |
施設能力 | 計画水量:約22.2m3/秒 |
契約金額 | 約165億円 |
構成員 | 三井住友建設株式会社(代表企業)、株式会社クボタ、東芝インフラシステムズ株式会社、日本水工設計株式会社、クボタ環境サービス株式会社 |
2.背景
- 宇部市の公共下水道は事業着手から70年近く経過しており、施設や管渠(排水路)の老朽化が進んでいます。
- 本事業は、既設の栄川ポンプ場(昭和32年供用開始)と鵜の島ポンプ場(昭和42年供用開始)の老朽化にともない両ポンプ場を廃止し、それらの機能を統合して新たに玉川ポンプ場を整備するものです。
- また、本事業はPFI(Private Finance Initiative:民間資金を活用した社会資本整備)法に基づく調達手続きを参考に、設計・建設から維持管理業務を一体的に行うDBO方式のプロジェクトであり、合流式ポンプ場*整備案件としては全国初の事例です。
- 民間の技術力やノウハウを活用することで、事業費のコスト削減や、質の高い公共サービスの提供が期待されています。
- 合流式ポンプ場・・・汚水と雨水の排除機能を持つポンプ場。
3.当社グループの役割
- 当社グループでは、主にポンプ場の機械設備の設計・製作・据付工事及び運転維持管理業務を担います。
- ポンプを分解することなく、内部の状況を確認できる内視鏡カメラ診断など、独自の技術や経験による創意工夫を図り、本事業を通して地域に根差した事業展開により、地元貢献に努めてまいります。
4.今後の展開
- 昨今、下水処理施設や雨水排水施設の整備・維持管理において、民間活力の導入の増加が見込まれています。
- 当社グループは、今後もPFIやDBO等の取り組みを通して、質の高い公共サービスの持続に貢献してまいります。
以上
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