2003  > 2009 平成15年 - 平成21年

グローバルの時代へ

平成15年からは「拡・本業」の方針のもと、官公需事業の基盤強化や海外成長戦略などを推進。住宅建材や合成管の他社統合など、事業運営体制の改革も断行しました。また海外売上が過半を占める現在は、日本・北米・欧州・アジアの世界四極市場で戦略を展開。機械事業ではタイにトラクタ生産拠点を設立するなどアジアNo.1を目指し、水環境事業では「水のエンジニアリング」を軸にアジアでの事業化にチャレンジしています。

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2003 平成15年

当社初の特例子会社「クボタワークス」設立

 当社では「障がいを持たれた方を雇用することは社会的責任のひとつ」と認識し、法定雇用率の確保をはじめさまざまな取り組みを展開してきました。しかし働く職場が限定されるため、やる気のある方でも採用できないといった課題がありました。そこで設立したのが特例子会社「クボタワークス」です。特例子会社とは障がい者の雇用に特別配慮した子会社として認定を受けたもので、同社では清掃作業や印刷業務、郵便物の仕分けなどを通して社会参加、社会的自立を推進しています。

左上から時計回りに、野菜づくり、清掃部門(大阪市)、印刷部門(大阪市)、メール部門(兵庫県尼崎市)

左上から時計回りに、野菜づくり、清掃部門(大阪市)、印刷部門(大阪市)、
メール部門(兵庫県尼崎市)

松下電工と住宅建材事業を統合

 経済の成熟化や少子高齢化で住宅着工戸数が減少を続けるなか、当社と松下電工(現・パナソニック電工)は屋根材・外壁材事業の統合を決定し、新会社「クボタ松下電工外装株式会社(略称:KMEW/ケイミュー)」を設立しました。これによって屋根材では国内1位、外壁材では同2位のシェアを獲得。共同購買や共同配送などで経営の効率化を図るとともに、人材・技術力・設備などそれぞれの面で相互の強みを活かして相乗効果を発揮し、厳しい環境に負けない力強い会社に向けた取り組みを続けています。

松下電工と住宅建材事業を統合

中国で建設機械事業を展開

 2008年の北京オリンピック、2010年の上海万国博覧会開催に向けて大型油圧ショベルの需要が急速に伸びた中国では、これに伴ってミニバックホーの需要も拡大。そこで当社では、中国を欧州、米国に次ぐ海外事業第3の柱に成長させることを目的としてミニバックホーの販売拠点「久保田建機(上海)有限公司」を設立しました。同社では顧客ニーズに応えるディーラー網を整備するとともに、小型建機の強みを活かした水道管・ガス管工事、造園などの用途開発を進め、中国におけるクボタブランド確立に全力をあげています。

2008年度の上海市外高橋保税区内の有為な企業”の称号と顕彰を獲得

“2008年度の上海市外高橋保税区内の有為な企業”の称号と顕彰を獲得

2004 平成16年

北米新製品・多目的四輪車「UV」が大ヒット

 米国とカナダで発売した「UV(ユーティリティ・ビーグル)/RTV900」は、初年度販売予定の5,000台を大きく上回り、1万5,000台に迫る売り上げを記録。北米市場を支える柱に成長し、欧州や豪州でも販売されるようになりました。UV市場で後発の当社がこうした成功を収めたのは、得意分野であるトラクタの技術を応用して頑丈でコントロールしやすい構造に仕上げ、海外で評価の高い小型ディーゼルエンジンを使用したことや、トラクタの販売網をフルに活用したことがあげられます。

北米新製品・多目的四輪車「UV」が大ヒット

2005 平成17年

「モノづくり5ゲン道場」スタート

「現場へ行き、現物を通じて現実の姿(現在の実力)を把握し、原理・原則(あるべき姿)という“物差し”と比較して、その差を改善する」という5ゲン主義をもとに、ムダを排除してモノづくりの現場を改善していく5ゲン改善活動がスタートしました。当初は農業機械製造などアセンブリ系の工場から始まったこの活動は、その後、鋳物製造などプロセス系工場にも広がり、さらに海外工場でも展開。全社的な改善活動となって経営の効率化に大きく寄与しています。

左から久保田農業機械(蘇州)有限公司工場内「5ゲン主義」の標語と改善活動の報告

左から久保田農業機械(蘇州)有限公司工場内「5ゲン主義」の標語と
改善活動の報告

シーアイ化成と合成管事業を統合

 当社合成管事業部とシーアイ化成株式会社の合成樹脂事業を統合した「クボタシーアイ株式会社」。統合によって年間生産能力22万t・シェア31%となり、国内最大手の地位を獲得しました。さらに、拠点が全国に満遍なく配置されたことで生産・物流の効率化が進み、集中購買による合理化も推進されるなど、大きな効果をあげています。

シーアイ化成と合成管事業を統合

香川県豊島の廃棄物処理に貢献

 日本中を騒がせる社会問題となった豊島の産業廃棄物不法投棄事件で、香川県が全国の廃棄物処理プラントメーカーに処理技術の一般公募をおこなったのは平成9年のこと。70社を超える応募企業のなかから当社の回転式溶融炉が採用され、15年9月から処理事業がスタートしました。約60万tもの不法投棄廃棄物を安全かつ安定的に資源へ転換する当社の処理システムは、次代の大規模廃棄物処理システムの指針として高く評価され、平成17年6月には「第31回優秀環境装置表彰」で最高位となる経済産業大臣賞を受賞しました。

香川県豊島の廃棄物処理に貢献

トラクタ累計生産台数300万台達成

 昭和35(1960)年に国産初のトラクタT15を発売して以来、当社ではモンローマチック(作業機の自動水平制御)や倍速ターン(4輪駆動による旋回方式)、エアコン付キャビン、安定走行で土にもやさしいパワクロなど独自の技術を導入しながらトラクタを進化させ、農家の皆さまのご要望にお応えしてきました。その結果、日本はもちろん世界各国でご愛用いただき、平成17年12月末、発売から45年で累計生産台数300万台を達成することができました。

トラクタ累計生産台数300万台達成

2006 平成18年

米国で新インプルメント工場が竣工

 ジョージア州ジャクソン郡で「クボタ インダストリアル イクイップメント コーポレーション(KIE)」が竣工しました。「クボタ マニュファクチュアリング オブ アメリカ(KMA)」に次ぐ米国2番目の生産拠点です。KIEでは土砂を削って運搬するローダー、穴や溝を掘るバックホーなどトラクタに取り付ける「インプルメント」を年間7万台生産するとともに、日本から送られたトラクタの最終組み立てを実施。一方、KMAはインプルメント生産をKIEに移管し、小型トラクタや草刈専用機、UVの専門工場となりました。

米国で新インプルメント工場が竣工

2008 平成20年

社会貢献活動 「クボタeプロジェクト」スタート

 就業人口の減少や高齢化、過疎化など厳しい問題に直面する日本の農業。長年にわたって農業の分野で事業を展開してきた当社に何かできることはないかという思いからスタートしたのが「クボタeプロジェクト」です。耕作放棄地の再生や子供たちの農業体験支援、ご当地ブランド・産直品のPRなどを推進し、農業・農家の活性化をサポートしています。その後、地球環境保全や障がい者支援など活動の範囲を次々と広げています。

社会貢献活動 「クボタeプロジェクト」スタート

2009 平成21年

タイで日系企業初のトラクタ生産工場が竣工

 タイ国チョンブリ県で、クボタとタイ王室系企業サイアムセメントグループの合弁子会社「サイアムクボタトラクター」の本社工場が完成し、タイ国内向けに30馬力・36馬力の新型トラクタの量産を開始しました。タイで急増するトラクタ需要に対応するだけでなく、将来的には周辺諸国への輸出も視野に入れています。

タイで日系企業初のトラクタ生産工場が竣工

インドでダクタイル管生産工場が竣工

 当社とインドのタタ・メタリクス社、日本のメタルワン社が平成19年に合弁会社として設立した「タタ メタリクス クボタ パイプス社(TMKPL)」のカラプール工場が3月に竣工しました。急速な経済成長で上下水道の整備が急がれるインド国内向けにダクタイル鉄管の製造を開始しました。また、水インフラの整備に向けて需要が旺盛な中東、東南アジア諸国向けには、当社がTMKPLから製品のOEM供給を受けて販売します。

インドでダクタイル管生産工場が竣工

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