GLOBAL INDEX 2012 KUBOTA CORPORATE COMMUNICATION MAGAZINE
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科学文明の発達がもたらした経済成長の代償として、地球環境は地球温暖化と気候変動によって深刻な危機に陥っている。世界の人口増加と連動するように、21世紀は地球規模での深刻な食料不足、水不足が起こると予想されているが、大規模な自然災害の増加も、地球温暖化がもたらす環境問題と密接な関係にあることは各方面から指摘されている。クボタが、2010年の創業120周年を機に打ち出したミッションは「食料・水・環境分野における世界的課題の解決」。そのようにして人類に貢献することを事業推進のエンジンとして掲げたのである。そんな中「東日本大震災」が発生、その後クボタを含む多くの日本企業にとって重要な生産拠点であるタイが洪水に見舞われた。復旧・復興のために何ができるのか。クボタはその模索の中から、「食料・水・環境」分野で培った技術を被災地に投入した。「東日本大震災」では水田稲作の営農技術を活かし、東北の農業復興に向けた取り組みに着手した。「タイ洪水」では長年追求してきた水・環境エンジニアリング技術を活かし、最新のポンプ提供による排水支援などによってタイの復旧・復興を支援した。自然災害からの復旧・復興のために、企業として果たすべき使命――その自覚がクボタを一歩前へと衝き動かした。復旧・復興のためのクボタの使命~「食料・水・環境」で人類に貢献せよ~4自然災害からのREVIVAL

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