eプロジェクト「海外の水環境改善」について
世界中には、水道どころか、安全な飲み水にもアクセスできない人たちが約9億人いると言われています。明治23年に国内で初めて水道用鉄管の製造を手がけて以来、一世紀以上にわたって水関連事業を展開してきたクボタにとって、海外の水問題の解決は社会的使命ともいえます。事業で貢献していくことはもちろんですが、事業以外でも何か役に立てることはないかと考え、eプロジェクトの新しいテーマとして「海外の水環境改善」への取り組みを開始しました。
インド井戸建設計画
2010年より、アジア・アフリカ地域で長年にわたり活動している、社団法人アジア協会アジア友の会(JAFS)を通じて現地への支援を行う「インド井戸建設計画」を始めました。インドはJAFSが積極的に活動している国のひとつであり、クボタグループにとっても、農機と鉄管の拠点を置く、非常に関わりの深い国でもあります。安全な飲み水にアクセスできない約9億人のうち、約1/4の2億2千万人がインドをはじめとする南アジアの人々と言われています。
2010年の取り組み
慢性的な水不足に苦しむインド・カルナタカ州ビジャプール市の3つの村(地図参照)を井戸建設地に選び、計画を進めています。その3基の井戸のうち、インディステーションロードタンダ村の1基が、2010年7月末に完成しました。この村の女性や子どもは、水を求めて約2キロ先の隣村の井戸へ行かなければならず、また、その往復に一日の大半を割かれるため、教育を受ける余裕さえありませんでした。また、安定しない水質は、人々の健康にも大きな影響を与えていました。念願の井戸が完成した村からは、喜びの声が届いています。
・村の人の声
「村のみんなで守っていきます」
インディーステーションロードタンダ村 村長シャドハブさん(前列右から2番目)
「これまであちこちの井戸を探して飲んでいたため、井戸が変わるたびに水質が変わり、子どもやお年寄りの健康に問題が生じていました。またオープン井戸からの給水では、女性や子どもが落下し、骨折等の事故もしばしばありました。これからは安定した水質が確保され、村の50世帯のみんなは安堵とともに喜びにあふれています。村のみんなで大切に守っていきます。」

・現地視察の様子(クボタ社員撮影)

